赤ちゃんに戻る(還る)

 

還暦祝いは、生まれた年に戻るという意味合いから、「赤ちゃんに戻る(還る)」とかけて、赤いもので身につけるものや身の回りのものを贈るという風習ができました。「赤」は「魔よけの色」とも言われており、昔赤ちゃんの産着に使われていたことも由来しています。一般的に贈られる「赤いもの」には、「赤い頭巾」「赤いちゃんちゃんこ」「赤い座布団」などがあります。

還暦に赤いちゃんちゃんこを着てお祝いをしていたのには、そういう歴史的な背景があるのですね。

ところが、今では人生80年と言われるほど、日本人の寿命は延びて、日本は平均寿命も2002年の統計によると、男性78.32歳、女性85.23歳となっています。

そこまで寿命が延びてくると今では60歳という年齢は長生きではなく、60歳は大抵の人が迎えるものとなりました。平均寿命が延びたことにより、今では60歳という年齢はまだまだ現役という認識が周囲の人も本人にもあるのではないでしょうか?


一般企業の定年退職の年齢も60歳ですし、今の60歳という感覚は、長寿というよりも第2の人生のスタートという気持ちの方が強いのではないでしょうか?

そういった背景があるので、還暦祝いは、昔のように長寿のお祝いとして行われるよりも、新たな人生のスタートという気持ちを込めて区切りの誕生日祝いという形でお祝いする方が増えています。

60歳=老人という感覚は現代人にはないものですから、還暦祝いも昔のように「贈られた赤いちゃんちゃんこを身に着けて」というものではなくなってきました。ですが、退職をされた場合は、その慰労の意味も込めて、通常の誕生日よりも少し改まった形でお祝いをするという方が多いようですね。

還暦祝い

 

還暦というのは、十干十二支が60年で一回りし、生まれた年と同じ干支に戻ることをいいます。ひとつの区切りとして還暦の年、実年齢で60歳、数え年で61歳にお祝いをするのが還暦祝いです。

長寿社会の現代では還暦といってもまだまだ現役で、長寿のお祝いという感覚はほとんどありませんが、定年などで区切りが付いて、老後の第2の人生に向けての出発点として、お祝いをして周りの方で祝ってあげてはいかかでしょうか?


還暦祝いとは?

近代日本に入るまでは日本人の寿命は50年くらいであったと言われています。人生50年と言われていた昔には、60年生きることは長生きの部類に入っていました。60歳まで生きること自体が珍しかったのです。


そこで、十干十二支が一回りしてまた生まれた年の干支と同じになる60歳を長寿のお祝いとして祝うようになりました。長寿のお祝いとして祝われるようになったのは室町時代の末頃からで、江戸時代には一般的な長寿祝い行事が定着しました。

還暦祝いの形式と相場・金額

 

還暦祝いは、身内の中でお祝いをするのが普通です。従って還暦祝いの内容で異なってきますが、還暦祝いの費用を子供達で負担するのが相場であり、普通ですね。


子供などが中心となって、お祝いの席を設けるという祝い方もあります。子供や孫が一度に集まれる機会はそうそうないので、お祝いされる本人もきっと喜ぶことでしょう。金額的に余裕があるのであれば、近場の温泉にでも1泊2日のお祝いを兼ねた旅行に出かけるのも喜ばれるし、記念になりますよね!


兄弟が少ない場合には1人当たりの負担金額が多くなりますので、無理のない範囲で還暦祝いの金額を決めて還暦祝いをしてあげることをお薦めします。


還暦祝いをもらった後はお返しはするの?

還暦祝いは、身内の中でお祝いするものですが、お祝いしてくれてありがとうという感謝の意味を込めてお祝いをしたいものですね。

お返しをする時の表書きは、「内祝」か「還暦内祝」です。

還暦祝いのお返しの熨斗は、還暦祝いの熨斗に準じます。

お返しする時期は、お祝いの当日かその後1週間くらいのうちにします。


還暦祝いのお返しは気持ちの問題ですので、出来れば還暦祝いのお返しはしましょう。